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マスカレード・ホテルを読んでみた

東野圭吾のマスカレード・ホテルを読んでみた。

なんでこのチョイスかというと、高級ホテルが舞台の小説が読みたかったのだ。

私は全く裕福ではないが、高級ホテルが好きなのだ。宿泊するときは(滅多にないが)チェックインからチェックアウトまでずっとホテルに入り浸りたい。意味もなくラウンジでくつろぎたい。

そんなわけで、図書館の蔵書検索で「ホテル」と検索していくつかヒットした小説の中から、この「マスカレード・ホテル」をチョイス。

東野圭吾といえば容疑者Xの献身とかの、いわゆるガリレオシリーズが有名じゃなかろうか。読んだことないけど。

それで、マスカレードホテルだが、結論から言うと、とても楽しく読ませていただきました。

連続殺人が発生、次の殺人がこの小説の舞台であるホテルで起きると掴んだ警察が、ホテルの従業員に扮して捜査を行う、というのが大まかな流れだ。

最も客と接点のあるフロントの二人(本来のホテル従業員と、刑事)を中心に話が進んでいく。

殺人犯は、客としてホテルを訪れる可能性があるということが小説の序盤で示唆されるので、新たな客がくる度に読者は(というか私は)こいつは怪しいな、という疑念を持つことになる。

犯人が誰か、ということの他に、数件の殺人事件を関連づけ、別個の事件を連続殺人とみなす理由となる、犯人が各事件で残したメッセージ(というか数字)の謎は、割とすぐに気づいた。

ただその謎が解けたからといって、犯人はわからなかったけど・・・

本当の終盤まで誰が犯人なのかわからなかった。途中かなり怪しい人物が出てくるが、その人物が「怪しくない」という説得力のある根拠も示されるので、余計推理が難しくなる。

そんな感じで、あまりアクションシーンや劇的な展開はないものの、最後まで一気に読めた。

 

この勢いで、次は続編のマスカレード・イブを読もう。

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